議にてドイツより提案のあった蓄電池の充放電時の電圧変動に関する改正案については、別途NWIPを作成することとなっていた。キスタ会議では、NWIP作成のための基本的な考え方が18(Kista/WG19)8に示され、各国にWGへの参加が求められた。以下の国がWGへの参加を表明した。
WG19:Netherlands(Convener),USA,UK,Gemany,Japan(by correspondense)
11.6 WG20−Revision of IEC92−302
関連文書:18(Kista/Sec)14
WG20のConvenerが、報告書18(Kista/Sec)14をもとに作業経過を報告した。この際、18/798/FDIS(コメント提出期限:1996年10月31日)により、WG20の作業は完了するため、WGを解散したい旨の意見が出された。これに対し、議長よりWG20にて新しい案件としてHigh−voltage Switchgearを取り扱うよう要請されたが、Convenerは、これを断り、新しいWGで検討することとなった。また、Convernerより、High−voltage Switchgearの規格作成にあたっては、IEC298をペースとすべきであるとの意見が述べられた。
(議題11.10及び16参照)
11.7 WG21−Revision of IEC 533 and the implication of 80/124/FDIS and ACEC
関連文書:18(Kista/WG21)21 and 28
WG21のConvenerが、報告書18(Kista/WG21)21及び28をもとに作業経過を報告した。
改正案として回章されているIEC533(18/801/CD)は広範囲の舶用機器に適用される電磁障害に関する規定となっている。最終的には、アンテナに関する規定を含めた上で、規格(standards)として発行されることが確認された(現行のIEC533は規格ではなくTechnical reportである)。CDVは、来年初頭に回章されるとのこと。
18/801/CDは、船舶に限らずOffshore unitの機器にも規格が適用される記載となっているが、この件に関し、Offshore unitに関する記載部分を削除すべきか投票を行うこととなった。結果は以下の通り。
Offshoreの部分を削除することに賛成:Canada,China,Netherlands,Norway,Poland,United Kingdom,Japan,USA
Offshoreの部分を削除することに反対:France,Gemany,Italy,Portugal,Sweden,Russia
議長は、IEC945 Scope item 1cに関し、TC80と協議を行う場を設ける旨の意見を述べた。
ノルウェーは、18/801/CDのTablel“Equipment Test Matrix”のG欄(Integrated System:集中配置された船橋の航海機器等に要求される試験項目)を削除するようコメントしていたが、18(Kista/WG21)21にて拒否回答を提示されたため、代案としてG欄に“(Assumption:Indivisual equipmnt/systems have been tested as spcified in rowE)”を追加したい旨の要望が意見として出された。これに対し、WG21のConvenerより、WGにて検討する旨の回答があった。
本議題審議中に、ISO/TC108/SC2の議長より、18(Kista/ISOTC108/SC2)31についての説明があった。説明によれば、ISO10055(舶用機器の機械的振動及び振動試験に関する要件)は、今年の末に発行予定とのこと。次回改正のために、この規格に対するコ
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